ハナビラタケのレシピを活用して味わう独特の食感
ハナビラタケは、一般的にあまり知られていないキノコかもしれません。波打つフォルムがとても印象的なこのキノコは、くせがないのでさまざまな料理との相性がよく、とても使い勝手のよい食材です。
ハナビラタケの一番の特徴は、歯ごたえです。普段食べなれているシイタケやシメジ等にはない、しゃきしゃき、ぷりぷり、こりこりといった食感があります。この独特の食感が料理のアクセントとなり、食べた人にインパクトを与えます。市場ではあまり見かけませんが、直売所で売られていることもあります。扱いやすい食材なので、手に入ったら、普段の料理に加えて食感を味わってみてください。
牛肉とハナビラタケのオイスターソース炒め
牛肉はカロリーが高めの食材ですが、食物繊維豊富で低カロリーなハナビラタケを合わせることで、とてもヘルシーな1品になります。ボリュームがあって食べ応えもあり、ハナビラタケのしゃきしゃき、ぷりぷりした食感も楽しめます。しゃきしゃき、ぷりぷり食感を活かしたハナビラタケのレシピ、牛肉とハナビラタケのオイスターソース炒めは、花びらの部分を使用した、2人分のレシピとなっています。
にんにくひとかけを包丁の腹で叩き潰します。ハナビラタケの花びらの部分100gを手でほぐしておきます。牛肉150gは、しょうゆ、酒各小さじ1で下味を付けておきます。フライパンを熱して油とにんにくを入れ、香りが立ったら、下味を付けた牛肉を炒めます。牛肉の色が変わったら、ハナビラタケを入れて軽く炒め、オイスターソース大さじ1、しょうゆ、酒、砂糖各小さじ1で味付けします。塩こしょうで味をととのえたら完成です。
ハナビラタケ入りチヂミ
韓国料理の定番であるチヂミは、外はカリカリ、中はモチモチの食感が楽しいですが、生地にハナビラタケの切り株部分を入れることで、外はカリカリで香ばしく、中はモチモチとこりこりが合わさった新しい食感になります。肉、野菜、きのこを合わせた、栄養バランスの整った1品です。こちらは、こりこり食感を活かしたハナビラタケのレシピとなっています。切り株の部分を使用した、2人分のレシピです。
にらと人参をそれぞれ30gずつ用意します。にらは細かく刻み、人参は千切りにします。ハナビラタケの切り株の部分50gをみじん切りにします。水130ml、薄力粉100g、片栗粉30g、鶏がらスープ小さじ1を混ぜ合わせ、その中に豚こま切れ肉50gを合わせます。にら、人参、ハナビラタケも加え、混ぜ合わせます。ポン酢大さじ2、コチュジャン小さじ2、ごま油小さじ1を混ぜ合わせ、白いりごま適量を入れて、たれを作っておきます。
フライパンを熱してごま油を入れ、平らになるように生地を流し入れます。表面をカリカリに焼いて、裏返します。生地をフライパンに押し付けて、反対の面もカリカリに焼けるようにします。再度裏返して、ごま油少々をフライパンに流して焼き、もう一度裏返して焼きます。焼き上がったら好みの大きさに切って、たれを添えれば完成です。